2025/11/08 21:57

50代~60代を迎えた大人の女性たちの多くは、子育てがひと段落し、これから自分のための時間や趣味に目を向け、充実させたいという想いを抱えていらっしゃいます。そして、その大切な趣味の部屋やサロンを、自分らしい好みのテイストに装飾したいと考えている方は少なくありません。

素敵な絵画や、お気に入りの写真を持っていても、いざ飾ろうとすると、この「額縁選び」で手が止まってしまう...。これは、とてもよく聞くお悩みです。額縁の選び方一つで、絵の雰囲気やお部屋の印象は劇的に変わります。

今回は、この悩みを解決するヒントとして、淡い色使いの美しい絵を、空間に合わせて額装した広島の素敵なサロンの事例をご紹介します。



広島のサロン「ここぺりはうす」さんと画家橘ナオキ氏の「妖精ココペリ」

今回の事例は、広島市安佐南区にある素敵なサロン「ここぺりはうす」さんです。

白い壁と大きな窓があり、日光がたっぷり入る明るく開放的な一軒家をまるごと使ったサロンです。そこでは、仲間が集まり、歌やフラダンス、ウクレレ演奏、ものづくり、癒しの学びなど、皆さん本当に好きなことを活発に楽しまれています。

そんな素敵なサロンで、この度、画家 橘ナオキ氏の描いた「妖精ココペリ」の絵を額装させていただきました。

「ココペリ」とは、インディアンに伝わる豊穣の妖精で、もともと笛を吹く姿で描かれます。しかし、橘ナオキ氏は、ここぺりはうすの皆さんがウクレレを楽しく演奏されているのを知り、ココペリにウクレレを持たせたオリジナルの絵を描き上げました。

絵のテーマは、「お月様の上で、ウクレレを持った妖精ココペリが楽しく優しい音色を奏でている」という、空の上の幻想的な設定です。ブルーとピンクを基調とした、とても淡く優しい色合いの絵です。




淡い色合いの絵と「アートカプセル・カラーカスタム」の出会い 

この淡い色合いのココペリの絵を、ここぺりはうすの明るく優しいサロンの雰囲気にどう合わせるか。

画家からのご相談は、「アートカプセルを使ってほしい」という要望でした。これまで私がアートカプセルで額装してきた作品は、比較的ビビッドなポップアートが多かったため「淡い絵に合うだろうか?」と一瞬考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、アートカプセルの真価は、そのカスタム性にあります。

この絵を受け取った瞬間、イメージが湧きました。

<カスタム仕様のポイント>
背面色: 薄いブルー(ライトブルー)
側面: クリア(透明)

モダンでシンプルなアートカプセルですが、透明感と浮遊感を演出できるのが魅力です。空の上の月にいるココペリの絵に、空と月のピュアな空気感をまとわせるため、淡いブルーを選びました。

ここぺりはうすの白い壁に、ライトブルーの背面が透けて見えることで、絵が壁から少し浮き上がって見えるような不思議な浮遊感が際立ちます。また、額縁のブルーの余白が、絵の澄んだ空気感やピュアさをより一層引き立ててくれるのです。

単にデコラティブな額縁で豪華に見せるのではなく、アートカプセルは絵を空間の一部として溶け込ませる新たな額装の形



空間と作品を「結ぶ」フレームデザイン


額装家として大切にしているのは、絵の保護はもちろんのこと、飾る空間との調和です。

アートカプセルのように、モダンでシンプルなフレームを使うことで、繊細な色使いの絵は、額の主張に邪魔されることなく、その優しい雰囲気を最大限に保つことができます。

淡い色の絵は、光の当たり方や飾る場所によって表情が変わります。この透明感のあるアートカプセルなら、白い壁に掛けるだけでなく、玄関のイーゼルに立てかけたり、棚に置いたりしても、その軽やかさから違和感なく空間に馴染みます。




アートカプセルならではの楽しみ方

額装を終えたココペリの絵がここぺりはうす様に届き、実際に飾られている風景の写真を送っていただいた時は、本当に嬉しかったです。

飾られた絵の周りにはサロンの皆さんが集まり、楽しそうに絵を眺めている集合写真が添えられていました。額装家として、お客様の喜びを直接感じられる瞬間は最高の喜びです。



さらに、アートカプセルならではの楽しみ方も共有していただきました。

スライド式で原画を堪能: アートカプセルはスライド式のため、開けてアクリル越しではない原画の生々しい筆のタッチや絵の具の滲みをじかに覗き込むことができます。



作家のメッセージが透けて見える: 作家によっては、キャンバスの裏にサインやメッセージを書くことがあります。アートカプセルは側面が透明なため、作品を外さなくても、カプセル越しに裏面のメッセージが読み取れるのです。絵の所有者としての、特別な楽しみになります。
代表の方からは、「額装をして、さらに素敵になっていました。大事に飾らせてもらいます。ココペリさんの絵を見ながら、さらに音楽活動を楽しんでいきますね」という温かいメッセージをいただきました。



あなたの理想の空間を額装で形に 

今回の事例から、アートカプセルはビビッドなネオンカラーだけでなく、色の組み合わせ次第で、このような淡い色使いの作品にも非常に優しく、特別感のある印象のアクリルフレーム額装を作り出せることをご理解いただけたかと思います。

ただ透明なアクリルボックスを使うよりも楽しさと特別感が増し、あなたの理想的な空間を作り出すことに貢献できます。

もし、あなたがお持ちの「とっておきの絵」や「写真」をもっと素敵に飾りたいとお考えでしたら、ご相談ください。



【アートカプセル カスタム額装サービスの流れ】

Step1.ご相談: 作品の写真、サイズ、差し支えない範囲で飾りたいお部屋の写真を送ってください。

Step2.ご提案: 私が作品と空間に合わせて、色や仕様、縦横のサイズまでカスタムでご提案します。

Step3.オーダー: BASEショップにてカスタムオーダーを承ります。 

お客様一人ひとりの、理想の空間や世界を形にするお手伝いをさせていただけるのが、私の喜びです。まずは、お気軽にご連絡ください。



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